企画展

舞踏と文学 土方巽と作家との交流

1996年11月30日(土)~1997年1月12日(日)

土方巽は、1928(昭和3)年、秋田県南秋田郡旭川村に生まれました。本名は元藤九日生。 秋田工業高校を卒業後、増村克子に師事しドイツ流のノイエ・タンツを学び、1952(昭和27)年、24歳で上京、安藤三子舞踊研究所に入門し、モダンダンサーとしてデビューします。 1959年に舞踏『禁色』を発表、題名を使用したことから三島由紀夫と知り合い、さらに澁澤龍彦、瀧口修造との交友がはじまりました。「暗黒舞踏」という新しい表現形式は舞踊界にショックと混乱をもたらし、そのシュルレアリスムやエロチシズムにみちた舞台はむしろ美術家や文学者の共感を呼びました。土方は、1986(昭和61)年に57歳で亡くなるまで、既成の舞踊概念にとらわれない新しい肉体表現に努め、独自の「舞踏」が「BUTOH」として世界的に評価を得るに至っています。 本展は、舞台写真、舞台美術、ポスターの他、三島由紀夫の書「燔犠大踏鑑」、詩画集「あんま」、澁澤龍彦をはじめ土方に寄せた作家たちの自筆原稿などで構成します。また、関連企画として舞踏公演、交友のあった作家たちをテーマにとりあげた講座も行います。