企画展

創刊500号記念 「こどものとも」傑作絵本原画展

1999年6月26日(土)~8月15日(日)

戦後の絵本を代表するといっていい数々の名作を生み出した月刊の物語絵雑誌「こどものとも」(1956年創刊、福音館書店)の創刊500号を記念して、代表作20作品の原画展を開催いたします。
子ども自身が夢中になれる面白さを持った絵本、子どもにとって一流の芸術作品としての質を備えた絵本の出版を目指してスタートした「こどものとも」は、創作による物語絵本を定着させるとともに、文と絵がみごとに一体化し溶け合い、動きのある生き生きとした絵本を数多く生み出しました。この雑誌に掲載された多くの作品が「傑作選」として刊行され現在も読み継がれています。
昭和32年に続いて35年、38年にはサンケイ児童出版文化賞を受賞、日本を代表する絵本雑誌としての評価が定着しました。また、多くの作品が世界絵本原画展に入賞するなど、「こどものとも」は日本の絵本の水準を国際的なレベルにまで引き上げました。
本展で紹介する作家を含む、現在活躍中の絵本作家の多くが、この雑誌から巣立ちました。
本展では、絵本原画を通してあらためて絵本の魅力と表現の多様性を紹介するとともに、関連資料の展示や講演会など多角的なアプローチにより「こどものとも」が日本の絵本史の上で果たした大きな意義について考えてみたいと思います。