企画展

黒澤明の仕事展

1999年8月28日(土)~10月11日(月)

日本映画の名声を世界に広めたベネチア国際映画祭グランプリ受賞作「羅生門」をはじめ、「七人の侍」「生きる」「赤ひげ」「乱」など、不朽の名作映画を遺し、“世界のクロサワ”と言われた映画界の巨匠・黒澤明監督。その映画人生の多くを世田谷(松原、砧、成城)で過ごし、この地を終の住処として愛した黒澤監督が惜しまれつつ88歳で逝去してから、今年の9月6日で1年を迎えます。
黒澤監督の徹底した完全主義で磨き抜かれた、躍動感のあふれる映像美と、娯楽性とともに人間の“生”を真摯に見つめた作品は、国内のみならず世界中の人々を魅了しました。その珠玉の作品群は、今なお新鮮な感動を呼び起こし、これからも時代を超えてあざやかに生き続けることでしょう。
本展では、黒澤監督の膨大な読書量から生まれた名シナリオ、創作過程を如実に示す創作ノート、映画の隅々にまで行き届いた美意識がうかがえる自筆の絵コンテのほか、自伝原稿、書簡、映画ポスター、スチール写真、小道具、愛用品など、新発見・初公開を含む資料約300点で、黒澤監督の最期まで尽きることのなかった映画への情熱とその素顔に迫ります。