企画展

北杜夫展

2000年9月23日(土・祝)~11月5日(日)

昭和2年、歌人の父斎藤茂吉と母輝子の次男として誕生した北杜夫は、医学を修めながらも文学の道を選び、今日までに数多くの作品を世に送りだしてきた現代を代表する作家です。
医師でもあった父茂吉が院長を務め、長編大作『楡家の人びと』の舞台となっている青山脳病院本院のあった、ゆかり深い世田谷に拠点をおいて活動を続ける北杜夫は、本格小説の他にも、マンボウシリーズ、ユーモア小説、童話、そして近年は父である歌人斎藤茂吉の作品と人間像を描いた「茂吉」四部作を完成させるなど、多彩な世界を持つことでも知られ、幅広い読者に愛され続けています。
本展は、北杜夫の世界を、『幽霊』、『どくとるマンボウ航海記』、『楡家の人びと』、「茂吉」四部作の作品世界を中心に、自筆原稿、創作ノート、書簡などでその魅力に迫ります。さらに、珠玉の短編類、童話、ユニークな交友関係が描かれたエッセイなどもあわせて紹介します。
作家北杜夫と、すでにその魅力を知る読者のみならず、新しい読者との実り豊かな出会いの場所であることを願い、本展を開催します。
なお、本展は世田谷文学館開館5周年を記念して開催します。