企画展

没後20年 西脇順三郎展

2002年9月28日(土)~11月4日(月・祝)

『Ambarvalia』『旅人かへらず』『第三の神話』などの詩集によって、日本の現代詩の世界に新たな流れを生み出した西脇順三郎(明治27~昭和57年)。西脇の詩は、英国留学時に影響を受けた《モダニズム》の革新的な作風で知られています。そして、その詩は、古代中世の英語英文学、芭蕉、老荘といった洋の東西を超えた、古典の知識に裏打ちされているのです。
詩人・西脇順三郎は、昭和37年に川端康成、谷崎潤一郎らとともにノーベル文学賞候補にのぼり、国際的に脚光をあびました。同時に彼は、優秀な人材を育てた教育者であり、さらに評論家、英文学者、画家としての側面を合わせ持っています。また、この偉大な詩人は、私は戦前には旅人きどりで世田谷を散歩し、この地をうたった詩を多く遺しています。
本展では没後20年に際して、西脇順三郎の多岐にわたる業績を《詩――西脇順三郎記念室》《絵画――空想美術館》《旅――世田谷 奥の細道》《草花――空想植物園》などのテーマに分け、成城の柳田國男訪問や多摩川散歩といった世田谷とのかかわりを交え、約200点の資料でご紹介します。