企画展

生誕120年 詩人画家・竹久夢二展

2004年10月9日(土)~11月28日(日)

の作品はしばしば「詩画一体」とも評されますが、実際に夢二は詩人を志し、古今の詩歌を愛し、自身でも数多くの詩や歌、文章を遺しました。
明治42年に出版され大きな評判を呼んだ最初の著作集『夢二画集 春の巻』の序文のなかで夢二は、「私は詩人になりたいと思つた。けれど、私の詩稿はパンの代りにはなりませぬでした。ある時、私は、文学の代りに繪の形式で詩を畫いてみた。それが意外にもある雑誌に發表せられることになつたので、臆病な私の心は驚喜した。」と書いています。まさに詩を書くようにして絵を描く詩人画家・竹久夢二の芸術にとって、絵画と同様、詩歌などの文芸も重要な核といえます。
夢二の生誕120年、そして没後70年を迎える今年は、松原(現・世田谷区松原3丁目)に夢二が自分で設計を手がけ、初めてもった自宅「少年山荘」(またの名を「山帰来荘」)の完成から80年目にもあたります。この機会に多面的な才能を持つ夢二の文学的側面や文学者との交流、さらに世田谷時代の活動や交友などをご紹介します。
本展では、夢二が世田谷の家での日々を綴った日記「山帰来荘記」の自筆本、『小夜曲』の原稿とみられる歌稿など貴重な自筆資料をはじめ、世田谷時代に描かれた屏風絵や水彩画、画面に詩句や歌の入った詩画一体の画幅、さらに書簡、著作本、装幀本、交流のあった文学者、芸術家が愛蔵した絵画など、約200点の作品と資料をご紹介します。また「少年山荘」関連の資料とともに復元模型も展示いたします。