企画展

ファーブル昆虫記の世界展

2008年4月19日(土)~6月8日(日)

ジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)は、南フランスの小さな村に生まれました。彼は、教師を勤めながら物理学や化学の本を書いた後、さまざまな昆虫の観察をし、その生態の研究をまとめて発表しました。それがあの有名な『昆虫記』(全10巻 1879-1907)です。
ファーブルは、ほぼ同時代のダーウィン(1809-1882)の『種の起源』とは別の立場に立ち、フンコロガシなどのスカラベ・サクレや、ゾウムシといった地味ではあるけれど奇妙な習性を持つ昆虫を独自の方法で観察し、それらの行動の謎を解き明かしました。本展では、『昆虫記』の先駆けとなった直筆の論文やデッサンを含め、息子のポール=アンリが撮った関連の写真をご紹介するほか、ファーブルに影響を受けながら、『昆虫記』の世界を各々の角度で捉えて表現している作家の作品など、約200点を展示します。
科学者であり詩人でもあるファーブルが、その集大成として晩年の全てを費やした『昆虫記』。この春、ファーブル昆虫記をとおして、身近な自然を見つめ直してみませんか。