10月30日(日)開催「喪失と郷愁 - 萩原朔太郎と世界の旅人」(「月に吠えよ、萩原朔太郎展」関連オンライン講演会)
2022.10.30
受付終了
喪失と郷愁 - 萩原朔太郎と世界の旅人
エリス俊子
“萩原朔太郎が見つめていた向こう側の世界。どこまでも懐かしく、近しく、すぐそこにありながら決してたどり着くことのできない安らぎの場。朔太郎はそれを求めるこころを「郷愁」とよび、生きづらい現実を背負いつつ、生涯、向こう側に想いを馳せながら、漂泊をつづけた。本講演では、最後の詩集『氷島』で、「汝の家郷はあらざるべし!」と絶叫のことばを刻んだこの詩人の旅への想いをたどってみたい。故郷を求めるこころと喪失の感覚は、ひとり、朔太郎のものではないだろう。「世界文学」として朔太郎の作品を読むことができる理由も、このあたりにあるような気がする。今の時代に訴える力がどこにあるのか、考えてみたいと思う。”
エリス俊子
名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授
(日本近代詩・比較文学)
2022年10月30日(日)14:00~15:30
どなたでも ビデオ会議ツール「ZOOM」を使用できる方
※ウェビナー形式で開催します
申込先着200名
※ご家族・ご友人と同一画面でご視聴いただくことも可能です。その場合は代表者1名分をお申込ください。
無料
下記申込フォームよりご応募ください。
申込期間:10月8日(土)10:00~10月28日(金)13:00
文化庁「令和4年度地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業」