展覧会世田谷文学館コレクション展 下北沢猫町散歩

コレクション展

世田谷文学館コレクション展
下北沢猫町散歩

2022年10月1日(土)~2023年3月31日(金)
※混雑時入場制限あり

楽しめるだけ楽しんでってくれ。下北沢の懐は深く、心は温かく、道は入り組んでいる。
藤谷治『下北沢 さまよう僕たちの街』(ポプラ社刊)より―

会場

世田谷文学館 1階展示室

開館時間

10:00~18:00
※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで

休館日

毎週月曜日(祝日の際は開館し翌平日に休館)・年末年始(12/29~1/3)・館内整備期間(2/21~28)

料金
当日 割引
一般 当日200円 割引160円
大学・高校生 当日150円 割引120円
65歳以上、小・中学生 当日100円 割引80円
障害者手帳をお持ちの方
(ただし大学生以下は無料)
当日100円 割引80円

※割引料金は20名以上での団体割引と「せたがやアーツカード」の割引料金です

※世田谷区内在住・在学の小中学生は、土、日、祝日、及び夏休み期間は無料になります

※障害者手帳をお持ちの方の介添え者(1名まで)は無料になります

※各種割引については、手帳など証明できるものをお持ちください

※10/7(金)は65歳以上無料

※11/1(火)は萩原朔太郎生誕記念無料日

※企画展開催中は企画展のチケットの半券で、本展をご覧いただけます。混雑状況によって入場制限させていただくことがあります

主催

公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館

後援

世田谷区、世田谷区教育委員会

ご来館にあたってのお願い

感染症対策にご協力をお願いしております

駐車場は利用台数が限られます。公共交通機関のご利用をお願いします

展覧会の会期及び内容が、急遽変更や中止になる場合があります。ご来館前に必ず文学館HPをご確認ください

開催概要
小田急線と井の頭線が交差し、小劇場やライブハウスのメッカ、個性的な本や雑貨、古着の店が生まれ、カフェや飲食店がひしめきあう下北沢。2013年に小田急線の駅と線路が地下化され、街はその様相を大きく変えつつあります。変わらないのは、行き交う多くの若者たちと、迷路にも似たその街並みです。 東京近郊の農村から新興住宅地へ、そして演劇・音楽の町、若者の町へと下北沢がめまぐるしい変貌を遂げたこの百年の間に、多くの作家が出逢った風景をそれぞれの作品に書き留めました。武蔵野の原野で教え子たちと遊んだ坂口安吾、自宅周辺を散歩するうち幻影の町「猫町」に出くわす萩原朔太郎、自宅を新築したのもつかのま、パートナーと別れてしまう宇野千代、古びたアパートの一室を豪奢な宮殿に見立てた森茉莉、さらには近年の吉本ばななや又吉直樹らの作品までをとりあげ、〈まち〉に地層のように積み重なり、刻まれてきた人びとの記憶を、当館コレクションとともにたどります。
*本展は下北沢で晩年の10年間を暮した詩人・萩原朔太郎の没後80年を記念する企画展「月に吠えよ、萩原朔太郎展」(10/1~2/5)の関連企画として開催いたします。あわせてお楽しみください。

撮影:澤木亮平

「下北沢猫町散歩」主な紹介作品・作家

幻想と迷宮…萩原朔太郎『猫町』、吉増剛造『太陽の川』 青春の光と影…坂口安吾『風と光と二十の私と』、萩原葉子『蕁麻の家』 恋と仕事…宇野千代『生きて行く私』 生命のかがやき…中村草田男『火の島』、齋藤茂吉『つきかげ』、日野啓三『神の小さな庭で』 雨過山房にて…横光利一『夜の靴』 戦火の中、戦火のあと…中村汀女『花影』、加藤楸邨『火の記憶』 夢をつむぐ空間…森茉莉『贅沢貧乏』、植草甚一の古書店構想 下北沢と作家たち…石川淳、高木彬光、森瑤子 「下北沢の懐は深く」…吉本ばなな『もしもし下北沢』、藤谷治『燃えよ、あんず』ほか

コレクション展会場内 「ムットーニのからくり劇場」コーナー (混雑時は観覧制限あり)

2022年10月1日(土)~2023年3月31日(金)

上演作品
開館時間中毎時30分から上演 《山月記》/《スピリット・オブ・ソング》/《アトラスの回想》/《蜘蛛の糸》

ムットーニ《スピリット・オブ・ソング》2006年/音楽=宮沢和史「書きかけの歌」

萩原朔太郎『猫町』

横光利一の帽子

宇野千代

中村汀女書「外にも出よふるゝばかりに春の月」

森茉莉 父鷗外から贈られたモザイクのネックレス

植草甚一『三歩屋』構想メモ

萩原葉子 猫のコラージュ

森瑤子

よしもとばなな『もしもし下北沢』